2010年6月アーカイブ

ナフサ


ナフサをガス化する基本的な方法は、ナフサの蒸気を水蒸気と混合し、高温で触媒を通すことによって、水素を主成分とするガスを作るものが一般的です。


このナフサの反応分解を『ナフサの水蒸気改良反応』といいます。


この反応では、一酸化炭素ができるので、一酸化炭素を減らすためにさらに水蒸気を反応させ、二酸化炭素と水素に変換します。


ナフサをガス化するプラントには実に多くの種類がありますが、水素を主成分とする基本反応はすべて同じで、通常700~800度Cで反応を行なわせます。


プラントは、大きく分けて、サイクリック式と連続式とがあります。


サイクリック式は、筒のなかにレンガを積み、触媒の入った反応炉のなかを一定時間、燃焼ガスで加熱し、温度が上がったところでナフサと水蒸気を入れてガス化し、温度が下がったらまた加熱する、というサイクルを繰り返すものです。


プラントの停止、再スタートは簡単。


しかし、高圧での運転はできません。


それに、ガスになってから圧力を上げると電力コストが増大するので、低圧供給ですむ需要の少ない規模の工場に向いています。


わたしたちの生活に欠かすことのできない都市ガス。


都市ガスは、いったいどんな方法で作られているのでしょうか。


原料別に見てみましょう。


石炭


空気を断って800~1000度Cで加熱することを『乾留』といいます。


いわゆる蒸し焼きです。


石炭を乾留すると、石炭中の揮発分は石炭ガスとなり(一部はタール)、残りの炭素分はコークスとなります。


都市ガス事業は、この石炭ガスから出発しました。


石炭を乾留する方式はいろいろありますが、現在一般的に使われているのは「室炉式コークス炉」といわれるものです。


石炭ガスは硫化水素、アンモニアなどを含むので、これらを除去しなければなりませんが、精製したあとはメタンと水素を多く含み、都市ガス原料として優れた性質を有しています。


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