2010年8月アーカイブ

LNGは、気化した後、熱量調整をしただけで送り出すことが本来の使い方です。


しかし、ナフサやLPGと同じように、分解して水素を得ることもできます。


LNGはガス化の工程がシンプルであり、発熱量も高いため、同じ口径のパイプラインでより多くの熱量が運べたり、同じガスホルダーでも多くの熱量を貯蔵できるという利点があります。


ただ、LNGは、海外での開発、輸送手段、導入設備等に大規模で莫大な資金を必要とするので、投下資本回収のためにフル生産される必要があります。


・・・こうした背景から、ガスの需要量の変化に合わせて輸入量(導入量)を臨機応変に変えることはむずかしいのです。


このため、貯蔵用の保冷タンクを設けて備蓄したり、ナフサ、またはLPGから需要調整用の天然ガスを作るSNGプラントを設けて需要変動に応じる必要があります。


なお、LNGは超低温であるため、冷熱利用が行なわれています。


その性質を有効に生かして、ガス製造以外の種々な冷熱利用が行われているのです。


特にLNGの増加にともない、産地によって異なる天然ガスの熱量を1立方メートル当り1万1000キロカロリーに統一するための増熱用としての利用が増加しています。


3つめはナフサ同様、分解して、水素を主成分とするガスやメタンを主成分とするガスを作る原料用です。


オイルショック後、ナフサとLPGの価格が抜きつ抜かれつし、またLPGの需給が逼迫したりしたこともあって、両方の原料が使えるようにしている事業者も多いです。


最後はストレート供給。


プロパンをそのまま供給する方式で、熱量は2万4000キロカロリーです。


LNG


LNGは、LPGと同じように常温にもどすだけでガスになります。


しかし、マイナス160度Cという超低温であるめ、LPGに比べて大量の熱を与える必要があります。


熱源としては海水、または温水が使われます。


海水を使う方式には、高圧のLNGが通るチューブの周囲から大量の海水をかけるオープンラック式と、海水とLNGの間に熱媒体を介在させる中間媒体方式等があります。


温水を使う方式には、水中バーナーで作った温水中のチューブにLNGを通すサブマージド方式があります。


気化させたLNGは、LPGで熱量を調整したのち、そのまま高圧で大量に送り出すことができます。



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