地球生態系をどのように管理するかといえば、それは大きな気候の変化が起こらないように、また、生物多様性を保つことができるように管理する、ということを当面の目標とすることです。
後でまたこの点には触れることになりますが、それによって個々の生態系が、その固有の機能を失わないように管理することができるはずです。
生物多様性は、地球環境のモニタリングや管理において、重要な指標でもあるのです。
地球環境問題の1つとして種の絶滅の問題が取り上げられるとき、生物多様性という言葉が使われます。
それはなぜでしょうか?
生物多様性という言葉は、地球サミット(環境と開発に関する国際会議、リオデジャネイロ、1992年6月)において一躍脚光を浴び、今では社会で広く通用する言葉になっています。
しかし、それは生まれて20年ほどの新しい言葉なのです。
英語で生物多様性を意味するバイオダイバーシティバイオ(生物)+ダイバーシティ(多様性)という造語がはじめて使われたのは、ウィルソンとピーターが1988年に出版した本の表題としてです。